【体験談】全くの初心者が独学でFP3級に合格する方法【1~2か月】
みなさんこんにちは!モッペです:)
前回は秘書検定に独学で合格する方法を書きましたが、
今回はFP(ファイナンシャルプランナー)に独学で合格する方法をシェアします!◎
3級は非常に取得しやすい資格であるため、少しでも時間がある方にはぜひ挑戦していただければと思います!
FPってどんな資格?
最近よく聞く「FP」という資格ですが、いったいこれはどのような資格なのでしょうか?
ファイナンシャルプランナーとは、
「家計にかかわる金融、税、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの知識を備え、
相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家」
にことを指します。
つまり、「お金の知識」を使って相談者の人生をサポートする存在なのです。
FPは国家資格の一つで、FP協会と金融財政事情研究会(以下、金財)という2つの団体が試験の運営をしています。
FPは3級、2級、1級と3つの等級に分かれておりますが、2級を受験するには
「AFP認定研修の受講修了者」「3級FP技能検定合格者」「FP実務経験2年以上」
のいずれかの条件を満たす必要があるため、
3級から受験する人がほとんどです。
また、2級に合格すると「AFP資格」や「CFP資格」という上級資格を目指すことが可能になりますが、今回は3級合格を主軸とした記事ですので割愛します。
興味のある方はぜひ日本FP協会のHPからご覧になってみてください。
https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/kind/
FP3級の受験料は学科と実技という2つの試験分野を合わせて6000円になります。
学科試験のイメージとしては、テキストの知識を正確に覚えているかを問う問題が多く、
○×式と三択式のマークシート方式60問が出題されます。
実技試験もマークシート方式であることについては同じなのですが、
覚えれば解ける、というよりは具体的な計算などをして答えをその場で求めるようなものが多いです。
また、試験日は毎年1月、5月、9月の3回です。
3級は2級以上と違って受験するための条件はないため、やる気さえあれば誰でも合格を目指すことができます。
合格率は
FP協会実施の試験で約80%
金財実施の試験で約50~70%
となっており、FP協会実施の試験についてはかなり高い合格率であることが分かります。
ではこの「FP協会実施」「金財実施」に分かれているのはどういうことなのでしょう?
次のパートでじっくり見ていきましょう◎
金財?FP協会?どっちがいいの?
先ほどさらっと書きましたが、実はFPは2つの団体が運営・実施しています。
それが、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」となります。
どちらで受けても同じFPの資格が取得できるのですが、
なぜ2つの団体がそれぞれFP試験を実施しているのでしょうか?
金財のHPによると、FPが国家資格化される前は
FP協会→AFP、CFPの認定試験を実施
金財→金融渉外技能審査(金財FP)の資格認定を実施
というように、それぞれ別のFPに関する資格認定の実績を有していたそうです。
しかしいよいよFPが国家資格化される際に、この2団体が厚生労働省から指定試験機関として指定を受けたため、2つの団体が同じ試験を実施している状態になっているとのこと。
おそらく様々なしがらみがあったのでしょうが、
受験者にとっては大きな問題ではないので特に気にしなくていいです。
ただ、一つ受験の際に迷うこととして、
FP協会と金財では実技の問題が異なるため、
どちらを受験すべきかいいのかということがあります。
学科試験はFP協会と金財でまったく同じ問題を扱っているのですが、
実技の問題がそれぞれで全く異なるのです。
また、先述の通り合格率にも差がありますし、受験地もそれぞれの団体によってさまざま。
この2団体について、受験の際にはどう選べばいいのでしょうか?
実技科目について
実はFP協会と金財の実技では、選択できる科目が異なります。
FP協会→資産設計提案業務
金財→個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務
これだけ見ても、なにこれ…という方がほとんどだと思いますが、
簡単に言うと、「とりあえずFPとってみよう」「FPの知識を自分に生かしたい」と言う人は
「資産設計提案業務」か「個人資産相談業務」を受けるべき!◎
逆に「保険顧客資産相談業務」は保険を扱う業務の方のみが受けるべき内容となります。
資産設計提案業務と個人資産相談業務は出題範囲も大きな差がありませんので、
この二つについてはどちらを選んでも大丈夫です。
迷ったらFP協会を
とりあえず「FP協会の資産設計提案業務」か「金財の個人資産相談業務」を受ければいいことは分かったかと思いますが、では結局FP協会と金財のどちらを受ければいいのでしょう??
結論から言うと、迷ったらFP協会を受ければいいと思います!!
というのも、実際ちゃんと勉強すればFP協会の問題でも金財の問題でも3級レベルなら大差ありません。
しかし、やはり合格率が高く、問題的にもシンプルなものが多いため、
FP協会の方が何となく受かりやすい印象があります。
私自身はこんなアバウトな理由で私はFP協会を選択しました(笑)
もちろんそれぞれで受験地が異なりますので、
お住まいの地域では金財の方が受けやすいならば金財でも全然問題はないかと思います。
ただ、自分が受験したのもFP協会で、勉強した感覚としてもFP協会の問題は解きやすかったため、
この記事では「迷ったらFP協会にしとけばオッケーだよ!」というスタンスでいきます(笑)
お金についてズブの素人でも合格できる?
はっきり言います。
全然大丈夫です!!!!!!(笑)
私自身学生で、お金に関する知識に触れたことが全くなく、
税金?保険制度?年金?なにそれ?????1ミリも知らない(^^)
という状態で勉強を始めたのですが、なんと合格することができたのです。
だから大丈夫、ちゃんと勉強すれば本当にズブズブのド初心者でも合格を目指せます!(笑)
なので、少しでも興味があったり、むしろ知らないからこそFPの勉強を通してお金に関する体系的な知識を身に付けたいと考えている方は積極的に受験してみてほしいです。
私も、社会に出る前に社会のお金の仕組みをある程度知っておきたいという理由で受験を決めたのですが、
勉強していくうちに、いままで全く何もつかめなかったお金についての概要が受験時には大体理解できるようになっていたため、難易度の割にはとても有意義な試験かと思います。
勉強方法
では合格するためにはどうやって勉強すればいいのでしょうか?
勉強期間としては、1日の勉強時間にもよるかと思いますが、
1か月~2か月あれば合格できるイメージでいいかと思います。
私自身は1か月くらい勉強して受験したのですが、
実際毎日20分くらいしかやっていない日も多かったので、1日1時間とかで勉強すれば
1か月あれば十分合格を目指せるかもしれません。
というのも、FP3級の問題は、ある程度パターンがあるので、
問題をたくさん解けばある程度簡単に合格ラインの点数をとることができるためです。
そのため、最初は「全然分からない!」と思っても、
問題集を解き続けていくうちに、「あれまたこの問題パターンか」と思うことが増え、
最終的に高得点を掴むことも全然夢ではないのです。
というわけで、この章では私が取り組んだ「1か月で合格するための勉強方法」をシェアしたいと思います!
最初の10日間:テキストをざっと読む
最初の10日間は、FPにどんな問題が出題されるのかを知るために、さらっとテキストを1周読みましょう。
私はこのテキストを使っていました。
このテキストの良いところは、勉強範囲が31日分に分けられているところ!
勉強のペース配分がしやすく、とても取り組みやすかったです。
私はこのテキストを1日3日分をめどに読み、各章の小テストで確認していました。
正直このテキストを読み始めた当初は、あまりの意味の分からなさに絶望しましたが、
最初から理解できなくても全然問題ないです!!
ここでの目的は「FPで出題される問題はどういうものなのか」をざっくり把握することだけなので、
むしろ最初から完璧に理解したり暗記したりしようとしてこの時点でくじけないようにしてください。
「あー全然わからんわーwwwまぁ何とかなるっしょ(笑)」
くらいのスタンスでいることがむしろ合格の秘訣かもしれません。笑
正直、テキストに書いてある字面だけ読んでも説明不足でちんぷんかんぷんなところも多いです。
しかしこれも問題を解いていくうちにだんだん自然と理解できるようになりますのでご安心を!
また、テキストで他に人気なものとしては、以下のシリーズもあります。
こちらでも全然いいと思うので、自分のお好きな方を購入してみてください◎
次の14日間:問題解きまくり
さて、テキストを一周して、大体どういう問題が出るのかを把握したら、
次は問題を解きまくるステップに入ります!
ここで使った問題集はこちら。
こちらの問題集、本屋などで見ると「分厚い!」と思って何となく敬遠してしまう方もいるかと思いますが、
全くの初心者の方はこのくらいの問題数を解かないと不十分ですし、
逆にこれだけの問題を解けばほぼ確実に合格を狙えます。
それに、FPの問題は1つの問題にページを大目に使うため、一見分厚く見えてしまうのですが、
いざといてみると思ったより問題数は多くないため大丈夫!
というのも、実は私、最初はこの問題集を買ったんです。
購入理由としては、本屋で見たときにとても薄くて楽そうだと思ったから(笑)
しかし、これ1冊だけでは正直素人が合格ラインを目指すのは難しいと思いました。
問題数が少なすぎて、問題演習が命のFP3級の試験には向かないのです。
そのため、ある程度お金の知識を有している人でない限り、
最初に載せた問題集を購入することをお勧めします。
こちらを14日間で2周しました。
適宜丸付けをして分からなかったところはテキストに戻って理解を深める、という形で、
とにかくアウトプットしながらインプットもしていくような形で学習を進めていきました。
そうするうちに、1周目は×ばかりで全然できなかった問題集も、
2周目には合格ラインを目指せる正答率が出せるようになっていきました。
また、実は私はこの問題集以外にもサイトを使った過去問演習をしていたのですが、
これまた最高に使いやすくて私の合格に必要不可欠な存在だったのでご紹介。
それが、以下のサイトになります。
学科:https://fp3-siken.com/kakomon.php
実技:https://fp3-siken.com/kakomon_j.php
このサイトではものすごく大量の過去問を気軽に解くことができ、
さらに解説も丁寧なのでものすごく重宝しました。
また、分からなかった問題だけを解きなおすことができたり、
自分でチェックした問題だけを解くこともができる機能も付いていたため、
本当に使いやすくて、これが無料でいいんですか?!と思ったほどでした(笑)
ぜひみなさんも、寝る前や移動中にこのサイトを使って1問でも多く問題を解いて慣れてみてください。
自然と「あれ、解けるようになってる!」という感覚になっていくと思います。
テスト前3日間:ミスをつぶす・予想問題を解く・集中暗記
さていよいよテスト3日前になったら、皆さんは大体の問題が解けるようになっているはずです。
なので、この3日間にやることは、徹底的にミスをつぶすこと、試験形式に慣れること、そして苦手な部分を暗記することにつきます!
問題集でミスしたことろをチェックしておき、そこを集中的に解きなおしたり、
サイトでミスした問題だけを解くモードでミスをゼロにするまで解きまくったり、
問題集の最後についている模擬試験をマークシートの回答用紙を使って解いてみて
試験形式に慣れておいたり、
暗記が必要な部分を集中的に暗記したり。
最後の追い込みとして以上のようなことに取り組むことで、もうあなたは合格間違いなし。
自信をもって試験に挑めるようになるかと思います。
試験当日の注意
さて試験当日についてですが、いくつか注意事項をご紹介。
おすすめ電卓
FP試験では計算問題があるため、電卓を使用する必要があります。
しかし、試験会場で使用できる電卓には様々な制約があるため、ここでは私が使ったおすすめ電卓をご紹介。
電卓は本当にピンキリでいろいろな種類のものがありますが、
とりあえずこれを買っておけば問題ない!という電卓をご紹介します。
それがこちら。
いろいろな電卓を調べた中でも圧倒的にコスパがよかったのがこのシャープの電卓。
とても使いやすいのに、812円!最高!
電卓はダイソーなどでも買えますが、やはり試験を受ける際にはある程度の大きさがあり、
キーが押しやすいこういった電卓を購入した方が安心かと思います。
特に電卓にこだわりはないけど迷っている方にはぜひおすすめしたい電卓です:D
昼休みに注意せよ!
3級では、学科試験と実技試験それぞれ2時間と1時間の試験時間があり、
この試験時間がとにかく長いです。
特に学科試験!
60問のマークシートに2時間!?あまりにも長すぎます。
早い人ならば30分もあれば解き終わってしまう問題なので、
試験開始から1時間経過すると途中退出ができるようになるのですが、
そのタイミングで大半の受験生が退出することになります。
しかーーし!
受験時間は2時間あり、昼休みも1時間近くあるため、
1時間で途中退出した場合は実技試験までに2時間の休み時間ができてしまいます。
そのため、この2時間はどこかのお店に入ってお昼を食べながら実技試験を待つのがベストな過ごし方かと思います◎
しかし、同じ受験会場で受ける学生が大量に近くのお店にお昼休憩に向かうことになるので、
できれば事前に会場周辺でご飯が食べられそうなカフェやレストランを見つけておくといいでしょう。
と言いつつ、私自身は事前におにぎりを買ってしまっていたので、
途中退出せず2時間の試験時間を教室で過ごし、昼休みも教室で過ごしたのですが、
30分で問題を解き終わってしまっていたので1時間半無の時間を過ごすという苦行が待ち受けていました…
ですので、みなさんにはどうかこの長すぎるお昼休憩を有意義に使ってほしいとおもいます(笑)
まとめ
というわけで、今回はFP3級に合格する方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
受ける前は苦手意識で満ち溢れていた金融分野でしたが、
いざ受けてみると意外と面白いかも?なんて思うことができるようになりました(笑)
みなさんもぜひ気軽に受けてみてください!
学生の方でも忙しい社会人の方でも、比較的簡単に合格を目指すことができる試験だと思います。
ということで!これから受験を考えてるみなさん、応援しています!◎
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